壹燈舎6周年特別企画写真展

「ueda」写真
 

植田正治写真展「軌道回帰」

 

> 2015年3月31日(火)~4月12日(日)4月6日(月)は休廊 12時~19時 最終日は18時まで
作家名:植田正治


「軌道回帰」は、
1983年、最愛の妻を失った植田正治が、写真への意欲も失いかけていたとき、
ご子息の導きにより広告写真の世界へと歩を進めたのですが、
もうひとつ「写真する遊び心」を取り戻す一つの契機に、
当時、発売されたばかりのポラロイド35mmフィルムを使って創り上げた作品です。
また、「生涯アマチュア」を掲げる植田正治が、
広告写真とは別に、日常の風景や被写体と素直に向き合い、
無言の対話を繰り返すかのような行為の中から生まれた作品とも言われています。
「軌道回帰」には、植田の心象風景が写し出され、
まさに「アマチュア精神」に立ち返るものでもありました。
自らの「軌道」を「回帰」するために撮影されたシリーズは、
1000部限定という私家版で発表されました。
今回壹燈舎で展示しますものは、エディション番号は330のものです。
全作品数は60点の内、その半数くらいの展示を計画しております。
原版がポラロイドのためにこの私家本が貴重なものと言えます。
2週間の期間を設けましたのでごゆっくり、何度でも足をお運びください。